ミツバチの巣楚を張りました
巣脾が足りなくなってきたので作ることにしました。
と言っても今回は巣虫にボロボロにされた巣板の修復です。
ちなみに、巣脾とは、養蜂に使う、板状の巣。巣楚とは、その基礎になる蝋製の板のことです。
ミツバチが巣楚に自分が分泌した蝋を盛って壁を作り、蜂蜜や幼虫が入れるようになったものが巣脾です。
西洋ミツバチの巣楚貼りに必要な道具
用意するのは巣枠と巣楚、それから埋線器、七輪、冶具として使う木片。
左が埋線器
巣楚、蜜蝋で出来た板です。
巣楚は表面に六角形の凸凹の付いた蜜蝋の板です。この凸凹に沿ってミツバチが巣を作ってくれます。
これは購入します。
埋線器の使い方
埋線器の頭部はこんな形状になっています。熱してから巣枠についている針金の上を転がして使います。
暖めるのはカセットコンロが使いやすいでしょう。今回はコンロのガスがなかったので、七輪を使いました。
重要なのは熱し加減で、熱過ぎるとあっという間に巣楚に穴が開きます。
埋線器を針金に乗せたら熱が伝わって、針金がゆっくり巣楚に沈んでゆくくらい、
埋線器をゆっくり転がしたら、すぐに蝋が固まって針金を包みこむくらいが良い加減です。
熱過ぎると蝋が固まらず、針金が浮いてしまい、結局埋線できなくなります。
線が浮くようであれば、爪先で押さえながら埋線器を転がすとうまくゆきます。
最終更新日: 2017-07-25 12:41:28