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養蜂用燻煙器の使い方

養蜂に使う道具、燻煙器の使い方を紹介します。
くん煙器


養蜂道具-燻煙器とは、燻煙器の構造

燻煙器は西洋蜜蜂の世話をするときに欠かせないものです。
巣箱を開けたときに蜜蜂たちの興奮を抑えるために使います。
燻煙器はフイゴと燃焼室の二つに分かれた構造になっています。
上の写真、右側の黒い部分がフイゴ、缶の部分が燃焼室です。
ふいごで空気を燃焼室に空気を送り込み、突出口から出てくる煙をミツバチにかけます。
煙を浴びた西洋蜜蜂は、「山火事だ!」と勘違いして(?)巣の奥に引っ込んでしまいます。
日本ミツバチは性質が温和なので(安全なわけではありません)、燻煙器は使わないようです。


燻煙器の使い方

使う前に燃やす燃料を準備します。
私の場合は新聞紙。そのままではすぐに消えてしまうので、細く引き裂きます。
一枚を4つに折り、指で裂いてゆきます。
くん煙器に使う新聞紙 くん煙器に使う新聞紙


全部引き裂いたら、手のひらで握りつぶし、足で踏んで固めます。使う前に適度にほぐして 使います。
細く裂くのは、端が燃えやすいためです。くしゃくしゃにするのは、空気を含むようにするためです。
引き裂いた新聞紙 くしゃくしゃにした新聞紙


では使ってみましょう。まずは燃焼室のフタを開けて、 先ほどの紙束に火をつけて入れます。
普段はゴム手袋をしているので、結構やりづらい作業です。手袋がプロポリスなどで 汚れていると、火の付いた紙がくっついて離れないことがあるので、要注意です。
フタを開けたくん煙器 燃えるくん煙器


しばらく様子を見て、火が回ってきたらフタをしめます。

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ふいごを吹けば...煙がもくもくと出てきます。
煙を出すくん煙器


燻煙器使用上の注意

煙をミツバチにかけるときは、そっと掛けるように気をつけましょう。
勢いよくふいごを吹くと、炎が出てミツバチが焼け死んでしまうことがあります。
うまく火がつけば、10分くらいは燃えています。時々ふいごを吹いて新しい空気を送ってあげるとよいです。
「消えてしまったかな?」と思っても難解かふいごを吹けば復活する場合が多いです。

火傷をしないように十分注意しましょう。缶の部分は熱くなっています。普通はゴム手袋をして養蜂作業をしますから、 うっかり握るとゴムが溶けて手のひらに張り付き、大火傷してしまいます。
缶の周りに鋼線を巻いて火傷しにくいような構造にしてある燻煙器も市販されています。

最終更新日: 2017-02-09 09:13:55

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Author: Tomoyuki Ito

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