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養蜂用遠心分離機の使い方

趣味で飼育しているミツバチの巣箱から、今年もハチミツを採りました。
例年であれば5月初旬くらいから数回採れるのですが、今年は越冬できた群がとても小さかったので、花の咲く時期に働き蜂が増えてくれていませんでした。
そんなわけで入梅してからの採蜜になりました。

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自家製ハチミツ

今日だけで6リットルくらい採れました。
採蜜の方法と遠心分離器の使いかたのコツを書いておきます。

遠心分離機にはハチミツ入りの巣板だけを入れる

私の場合、ハチミツをとる場合、あらかじめ隔王板を使って蜜の溜まった巣板に女王が来ないようにしておきます。
隔王板とは、働きバチは通れるけど、大柄な女王蜂は通れない穴を開けた板のことです。
隔王板で仕切ることにより、巣箱楽天 の中を、子供の養育範囲と、ハチミツの貯蔵エリアに分けることが出来ます。
こうすれば、遠心分離機に入れる巣板には蜂の子がいないので、ハチミツだけが採取できます。
蜂の子まで遠心分離機にかけてしまうと、働き蜂が減る結果となってしまい、その後の群勢に影響が出ます。

ハチミツ搾りは巣板を持ち帰って行う

ハチミツの詰まった巣板は、空き巣箱に入れていったん家に持ち帰り、庭で遠心分離器にかけています。 現場で作業すると働きバチ蜂が飛び回るし、足場が悪いし、防護服を着ていて暑いし、重労働なのです。
家の軒下で作業すれば、直射日光に当たらずに済みますし、ミツバチがいないので防護服を脱いで作業できます。とても快適です。
採蜜作業中

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ミツバチの巣の蓋の外しかた

蓋のされたハチミツは、下ののフォークのような器具で蓋を取り除いてから遠心分離機にかけます。
以前は蜜刀という刃物を使ってましたが、今では使っていません。
蜜刀では切りづらいので、こちらのほうが作業しやすいと感じます。どちらも使っているうちにハチミツでねばねばになってしまうので、時々用意しておいたぬるま湯で洗いながら作業します。
プロはアイロンのような蒸気の出る蜜刀を使うそうです。熱で蓋の材料である蝋が溶けて作業しやすいのでしょうね。
ミツバチの巣の蓋を外す


使っている遠心分離器は、巣板を2枚入れる一番小さい物なので、すぐにいっぱいになってしまいます。
分離機の下にハチミツが溜まると、回せなくなります。こまめにハチミツを取り出しながら作業します。


遠心分離機からハチミツを出す


遠心分離機は手加減して回すことがコツです。力任せにまわすと巣板が壊れます。
たっぷりと蜜の溜まったものは1回で全部採ろうとせず、半分くらい出たところで裏返しにして交互に 取り出し、徐々に軽くして回転速度を上げるようにします。

最終更新日: 2019-03-11 08:29:27

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Author: Tomoyuki Ito

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