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南極大陸へ手紙を届ける方法

20年くらい前に、手紙を瓶に詰めて海に流すことが流行った。 瓶は海流に流され、風に弄ばされたのち、見知らぬ海岸の、 見知らぬ誰かに拾われる。

ところが、海流は北太平洋の中をまわっているので、 日本で投げ込まれた瓶はほとんど北太平洋の中を漂うだけだ。

そこで!自力で南(北)へ方向を決め、推進する瓶を考えてみた。下がその図。

瓶の中には手紙のほかに棒磁石が入っている。栓からは棒が延びていて、 先端には可動式の翼がついている。

 これがどうやって進むかというと...。  

 

波で翼の周りに水流が起こると、傾いて前方へ推力を生み出す。 水流が逆でも翼が傾いて前方へ進む。

方向はどうやって決めるかというと...もうわかりますね。 棒磁石が入っているので瓶は磁石の指す方向そのままに向きます。

この瓶、海に流せば赤道を越え、オーストラリアを越え、 うまく行けば南極大陸へ到達するでしょう。「それがどうした」 と言われると回答に窮するのですが。

最終更新日: 2003-08-21 09:25:00

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Author: Tomoyuki Ito

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