夏野菜用園芸支柱の作り方
毎年、竹を使って夏野菜用の園芸棚を作っています。
毎回うまくできないので、構造を工夫してみました。
園芸棚とは
このページで園芸棚は、主にトマトやキュウリを伝わせて空中栽培するための支柱のことをいいます。ホームセンターで売っている、いわゆるイボ竹を使う人も多いと思いますが、私の場合は近くの竹やぶから竹を伐採してきて使っています。
夏野菜を作った後、棚をそのまま活用してエンドウを育てています。なのでこの棚はちょうど1年間使うことになります。
園芸棚の構造
2メートルぐらいに切った竹を3本用意して、先端の部分をくくり、三脚のようにして畑に立てます。これを二つか三つ作り、長い竹を横に渡します。
横に渡した竹に、2メートルほどに切った割竹を立てかけて縛ります。この割竹にトマトを伝わせます。きゅうりの場合はきゅうりネットを垂らして、このネットに這わせるようにします。
今まではこんな構造で作ってきたのですが、くくりつけた3本の竹がずれやすく、崩れてしまいがちです。竹の表面はつるつるしているので、なかなかうまく固定できないのです。
1年経つと写真のように崩壊寸前になってしまいます。
以前はこんな感じで一本の支柱を使って棚を作ったこともあります。この構造だと風に弱くて、台風が来ると傾いてしまいます。
なかなか良い方法はないですね...
今年作った園芸棚
色々考えて、今年は支柱の構造を変えてみました。4Mほどの長さの太い竹を準備します。真ん中の部分をくり抜きます。火で炙ってくり抜いた残りの部分を熱します。
十分に温めると竹が柔らかくなるので曲げることができるようになります。畑に杭を立ててこの杭を使って竹をVの字にぐにゃりと曲げます。
このV竹を二本使いひとつの支柱にします。三脚ではなく四脚になりました。
今年作った棚はこんな感じです。
まとめ
3本の竹をくくったずれやすい支柱に替えて、2本のV型竹を使った4本足の支柱に変えてみました。三本足よりもがっしりしていますが、果たして上手く1年間使えるでしょうか...やってみないと分からないですが、ちょっと不安なのは、横に渡した竹が支柱の上に乗せるのではなく支柱の下にぶら下がっている点です。この構造だと紐が切れると竹が落ちてしまいますね。
応用でタチアオイの支柱も作ってみました。花が2メートル以上長く伸びて咲くのですが、
強い風が吹くとたちまち倒れてしまいます。これを防ぐためにタチアオイの真ん中に支柱を立て、紐をかけまわして花を支えることにしました。
最終更新日: 2021-05-06 22:38:08