水槽同士をパイプで接続した循環水槽の作り方
PP製の物入れを水槽に転用にて水棲生物や湿生植物を育てようと考えています。
個別の水槽ごとに管理するのは大変なので、水槽をつないで水を循環させて管理することにしました。
U字型のパイプを使って繋ぐ
最初に考えてのは、サイフォンの原理を用いた方法です。当然ですが、水は水槽の壁を越えて隣に行けません。
しかし、水の詰まったパイプで接続してあげれば自由に行き来できます。
個々の水槽の水面も一定になり、管理しやすいです。
U字パイプに空気が溜まる
さっそく繋いで使いましたが...2週間ほどで水が詰まってしまいました。
管の中にだんだん気泡が溜まり、最終的に水を追い出してしまうので、定期的に水を詰め直さないといけませんでした。
U字パイプの上部の水は、水圧が下がるので、水に含まれていた気体が泡立ってしまうのではないかなと思います。
あと、飼っている小さなエビが隣の魚を飼っている水槽へ移動してしまい、食べられることもありました。
オーバーフロー式に変更する
そこで今度は、水槽の側面に穴を開け、パイプを通してあふれさせる方式に変えてみました。
これなら気泡は溜まらないし、飼っている生き物も逃げ出しません。
穴の開け方
手元にあった樹脂パイプの外形がφ9.7mmだったので、水槽の側面にφ10mmの穴をドリルで開けました。
パイプを挿入して、隙間はホットメルト接着剤で埋めました。水槽の材質PP(ポリプロピレン)なのでくっつかないかなと危惧しましたが、水漏れはいまのところありません。
長期間使っていたら漏れてくるかもしれませんね。
失敗したなと思ったのが、パイプの端の長さです。水槽内側に長めに出して下に向け、水中の水を排出するようにしておくべきでした。
壁すぐ近くで切ってしまっているので、水面の水が排出されます。この時浮いているゴミや水草が吸い寄せられて詰まってしまいます。
まあ、とりあえずはこの状態で使っています。
各水槽に20㎜程の段差を付けたので、棚田みたいになりました。
水の循環方法
太陽電池で作った電気を使い、10分ごとに30秒間、ポンプを動かして水を循環させています。
制御はラズパイを使いました。
排水穴の位置が高いので、一度にたくさん注ぎ込むと、溢れてしまいます。
飼育しているもの
アメリカザリガニ、フナ、手淡水エビを飼育しています。いずれもすぐ近くの池で捕まえたものです。
水を安定して循環できることが確認出来たら、シジミなど流れのある所に住む貝も飼ってみたいと思っています。
最終更新日: 2018-04-13 07:33:33