芭蕉(バショウ)の育てかた、栽培方法
芭蕉の苗が販売されていたので購入して庭に植えました。特に手をかけるわけでもなく、放置しておいたら大きくなってくれました。
栽培方法といっても、特に何もないといえばないのですが、気づいた点を書いておきましょう。
バショウについて
高さが3mくらいになる巨大な葉をつける植物ですが、木ではなく多年草になるそうです。そのまま小さくするとショウガやジンジャーににた姿をしていますが、ショウガ目バショウ科に分類されます。
バショウ科に含まれる植物で有名なものはバナナ。芭蕉もバナナに似た実を付けますが、種は出来ないようです。
戦前はバナナのことを芭蕉という名で青果市場で扱っていました。
バナナ同様暖かい所に分布していますが、日本では関東以西なら露地栽培が可能です。
ちなみに私の家は岡山県です。
英語では「ジャパニーズバナナ」といわれていますが、原産地は中国らしいそうです。
バショウの利用
芭蕉というと植物の芭蕉より松尾芭蕉の方が有名なくらいですが、家の芭蕉から俳号をとったものです。
沖縄では芭蕉の繊維から芭蕉布を作っていました。
バナナに似た実が付きますが、食用には不適だそうです。
バショウの入手方法
ネット通販で苗を購入しました。価格は12000円ほど。
タキイ種苗か、サカタのタネで注文したのですが...どちらだったか忘れてしまいました。
いま検索してみましたが、どちらも現在は芭蕉は取り扱っていませんでした。鑑賞用のバナナは多く流通しているのですが、芭蕉はなかなか販売されていません。
育て方
春に苗が送られてきたので、空いている場所に植えました。その後はほぼ放置していましたが、数年で大きく育ってくれました。
2013年春 購入した芭蕉の苗を定植
巨大になるので、広い場所を確保しておく必要があります。また、大きくて植え替えはほぼ不可能、場所をよく考えて植えましょう。
2014年春 1年経過後の新芽が出てきたころ
そのままにしていると蔓植物がまとわりついてくるので、時々とり除いています。
冬には葉が枯れてしまいますが、とり除いたりはしていません。
2015年秋 芭蕉らしくなりました
2015年冬 葉が枯れた状態
肥料を与えたほうがよいのでしょうが...まだ与えたことがありません。
花が咲いて、小さな実が付きますが、大きくはなってくれません。
2016年 3年目で花が咲きました。根元についているのが実です
実は小さなバナナのような形ですが、これ以上大きくはなりません
数年たつと株も増えて見ごたえも出てきます。(下の写真右側の小さい葉っぱは三尺バナナです)
分けつした株を移植すれば増やせそうです。少し間隔を開けていくつか植えて、木陰にベンチを置いたら風情があってよさそうですね。
最終更新日: 2018-03-27 07:56:17