自家製味噌作り
2001年3月4日、例年なら1月中に終える味噌作り。忙しくて3月になってしまいました。
前日に洗って水につけておいた大豆。2升用意しました。
米/麦味噌を1升づつ仕込む予定。ちなみに大豆はじいさんの栽培したもの。
去年は採れなかったので一昨年のものを探し出してきました。
これを羽釜に入れてじっくり煮込みます。写真は煮こぼしてしまったときのもの
(^_^;;。結構火加減が難しいです。この羽釜は戦時中のもので、アルミ製ですが、
「かなり材質が悪い」みたいです。
火の番を女房にしてもらうとやたら煮こぼしてしまい、
じいさんに頼むと火を消してしまうので、結局私がほとんど番をしてました。
この日は昼前から夕方まで、7時間ほど煮ました。煙で体が燻製になってしまい、
風呂に入ったあとでも煙臭くて、夜寝付けませんでした。
翌朝もまた煮ます。火の番をしていると...
何の脈絡も無く、じいさんが金槌を持って桶の修理をはじめました。
写真は修理しているじいさんと、金槌の音に昼寝を邪魔されて眼を覚ました2号(猫の名前)、
手前は湯気です。2号はこのあとたまらず逃げ出しました。
9時間ほど煮込んだ状態。十分に柔らかくなりました。
煮上がった大豆はいったん笊にとって、それから臼に入れてつぶします。
写真は大豆をつぶすじいさん。(あんまりはりきったら死んじゃうのじゃないか)
という周囲の心配をよそに、半分の量の豆をつぶしてくれました。ちなみに去年の味噌作りでは、
ばあさんがはりきり過ぎて翌朝ポックリ逝ってしまいました(実話)。
大豆がつぶれたら麹と塩を混ぜたものを加え、よく混ぜます。
堅かったら煮汁を加えて調整します。
甕に入れてひとまず出来あがり。表面にラップをかぶせてふたをします。
最後に味噌倉に入れて熟成を待ちます。以前はここに入れるのは虫が
いそうで嫌だったのだけど、何度か失敗してからここに置くようになりました。
温度がちょうどいいみたいです。
じいさんの修理していた桶は結局直らず。甕の台座となりました。
最終更新日: 2021-10-28 17:31:31