ヤブミョウガの育て方、増やし方
果樹園の手入れが行き届かず、雑草を生やしてしまっていたら、ヤブミョウガが生えてきました。
白い花がそこそこ美しいので植木鉢に掘りあげて栽培してみました。
ヤブミョウガは茗荷ではない
花芽を食べる茗荷はショウガ科、ヤブミョウガはツユクサ科に属しているので、名前は似ていても別物。
両方とも木陰の湿ったところが好きなのと、容姿が似ているので藪の茗荷、ヤブミョウガとなったのでしょうね。
並べてみるとこんな感じです。左がヤブミョウガ、右がミョウガ。
ついでに一緒に撮影してみました。鉢を手に持っている方がヤブミョウガ、背景がミョウガ。
一緒に見ると明らかに違いますが、どちらか一方だけ見ると、これミョウガかな?それともヤブミョウガ??となるかもしれません。
茗荷は花芽を食べますが、ヤブミョウガも若い芽を食べることができるそうです。
育てかた
果樹園の木陰に生えていたので、同じような環境がよいと思うのですが...
透明な樹脂屋根下の明るい場所で水をたっぷり与えて育ててみました。
果樹園から掘りあげて鉢に移した直後のヤブミョウガ(右)
なぜこうしたかというと...湿生植物を育てていたので、めんどくさいので一緒にしたのです。
栽培開始の状態。
ショウブ、ミソハギ、ヒオウギの鉢を水を張ったトレーに置き、ジャバジャバ水をかけるというやり方。
ちなみにヒオウギもヤブミョウガと同じ場所に生えてきたものを掘りあげたのです。
秋にはこんなに大きくなりました。
本当は多湿は嫌うのかもしれませんが、木陰のようなところを好むので、湿気には耐性があるのでしょうか、
いずれにせよ、地元で自生している植物は育てやすいと思います。
増やしかた
株分けで増やすのが一番簡単だと思います。
夏に黒い実が付くので、これから種を取り出して蒔いても増やせるでしょう(やったことはないです)。
我が家の果樹園に勝手にはびこっているのは、種で増えているようです。
ヤブミョウガの実
実をほぐすと中から小さな種がたくさん出てきました。
花と花の時期
夏に真っ白な花をこんもりと咲かせます。花の期間は1月ほど。
7月初旬から下旬くらいまで咲き続けます。
最終更新日: 2017-08-24 11:40:53