ミソハギの栽培方法
湿りぎみの空き地に生える雑草のミソハギ(山野草としても扱われるようですが)、畑に生えているのを蜂に植え替えてみたらうまく育てられました。
経験をもとにミソハギの育て方をかいておきます。
ミソハギとは
ミソハギ科の植物で、日本の在来植物。湿った土地に生えます。
真夏ににピンク色の美しい花を咲かせます。盆に仏様にお供えする花としても用いられ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)という別名もあるそうです。
我が家の周りでは「ボナバス」と呼ばれていて、やはりお盆に摘んできて仏壇に供える習慣があります。
道端で咲くミソハギ
育て方
私の経験では、あまり気を使わなくても大きく育ってくれました。
春に株を掘りあげて鉢に移し、水をたくさん与え続けました。
鉢に植えたばかりのミソハギ(中央の鉢)
一番よくある失敗として水のやりすぎがありますが、ミソハギの場合、気にせず毎日ジャバジャバかけてあげればOKです。
私の場合、鉢の下にトレーを敷いて、そこに常に水がたまるようにしておきました。他の植物のように「鉢の土が乾いたら...」とか考える必要はありません。
ひたすら水遣り、毎日浴びせ続けました。
病害虫はいまのところ、ひどい物は経験していません。葉を食べる虫はほとんどいないようです。隣の植物が芋虫に食べられても、ミソハギには来ませんでした。
背が高くなるので注意
唯一失敗したなと感じたのは、植木鉢が小さめだったことです。5号(直径15cm)のプラスチック鉢を使いましたが、背が高くなって不安定になり、
風の強い日は転がってしまいます。次回はもう少し大きめの焼き物の鉢か、プランターで育てようと思います。
増やし方
株分けが一番簡単でよさそうです。
花は長く楽しめる
一般的に雑草のような植物はさっさと花を咲かせてすぐに種を作るので、花の時期は短いのですが、ミソハギは驚くほど長く楽しめました。
7月末から8月後半くらいまで咲き続けてくれます。品種改良していない植物ですが、十分に鑑賞価値はあると感じます。
最終更新日: 2017-08-16 07:57:23