顕微鏡にWEBカメラを付けて動画撮影
顕微鏡を購入しました。
家の近くにため池があるので、その水をすくいとって観察したいなと思ったためです。
すぐに水が取れるので、定期的に観察して、季節によってどんなプランクトンが増えるのか観察してみたいなと考えています。
顕微鏡デジタルカメラ撮影システムの構築
顕微鏡で見える世界を動画で撮影したいなと以前から考えていたのですが、なかなか実現できずにいました。工業用のウェブカメラを取り付けることで撮影できるようになったので、機材の構成を紹介します。
最初に考えたこと
普通のデジカメを顕微鏡につなごうと考えました。ごく簡単に撮影するには、
カメラ
楽天 で顕微鏡を覗き込むように、デジカメを接眼レンズに当てて撮影すればオッケーです。しかしこの方法だとカメラを保持するのが難しい上、対物レンズ接眼レンズカメラレンズとたくさんのレンズを経由するので像が甘くなりそうです。
スマホを顕微鏡に固定して覗かせるアダプターもありますが、とってつけたようで今一つ気に入りません。
レンズの外せるデジカメを用いる方法もあります。外したレンズの代わりに、接眼レンズとアダプターを接続し、顕微鏡に取り付けて撮影します。
この方法で撮影したかったのですが、レンズの外せるデジカメはなかなかのお値段で手が出しづらいです。高価なデジカメを買ってもうまく接続できなかったとなれば、損失が大きいのです。
工業用のデジタルカメラを接続する
別の用途で工業用のWebカメラを購入したので、これを顕微鏡に接続して撮影することにしました。
このウェブカメラは1万円くらいのものですが、レンズを外すことができます。レンズの代わりに顕微鏡用レンズアダプターを取り付け、接眼鏡を外した顕微鏡に取り付けます。
これで顕微鏡で覗いた世界を撮影することができるようになります。
機器の構成
顕微鏡は実体顕微鏡を使っています。実体顕微鏡は倍率が低いのですが高いとかえって対象を探せなかったり、画面が暗くなったりして初心者には難しそうです。
ですので実体顕微鏡を選びました。
Webカメラは、Amazonで購入したものです。別の用途で二つ所有しています。
一つはFPSの大きいカメラです。最大330FPSで撮影できます。動きの速いものをゆっくりした動きで撮影できるのが長所ですが、画像は今一つです。それと暗いところでの撮影も苦手としているようです。このカメラはスリットカメラとして使うために購入しました。
もう一つは、低照度カメラです。暗いところでも明るく写ります。監視カメラや、ドライブレコーダー用のカメラに用いられるセンサーが入っています。
顕微鏡の視野は暗めなので、こちらの方が適しているかなと思います。画質もこちらの方が良いです。
撮影ソフトウェア
工業用のウェブカメラはUSBケーブルを持っていてパソコンに繋げばパソコン上で見ることができます。とはいっても、そのためのアプリがないと見れません。
ソフトウェアは自作することにしました。送られてくる映像をそのままみたり、動画撮影したり静画として、保存することができます。
使ってみました
池の水や庭の蓮池の水を汲んできて観察しました。
3月に観察した頃は小さな生き物が動いている様子がわかりました。実体顕微鏡では倍率が低いのでこの小さい生き物詳しく観察するのは難しそうです。
あと三日月型のもがたくさんありました
ミジンコの観察
5月になったらミジンコが出てきたのでつかまえて観察してみました
一般的な普通のミジンコのようです。
ミジンコを観察するには、この実体顕微鏡の倍率ではかえって高すぎるようです。センサーのサイズにもよると思うのですが。
USBカメラに取り付ける接眼レンズを変更したらも倍率が変えれそうですね。
最終更新日: 2020-05-13 08:44:08