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畑小屋の設計と製作

農機具やテラー(耕運機)を保管する小屋を畑に立てることにしました。
今は作業の度に家から農機具楽天 や肥料などを運んでいるのですが、ちょっと離れた畑なので、移動に手間がかかります。
農機具や肥料テイラーが畑に置いてあるととても便利です。また屋根から落ちてくる雨水を貯めておけば、水を運ぶ手間も省けます。

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畑小屋の設計

Fusion360という三次元CADを使って設計を始めました。Fusion360楽天 は、趣味であれば無償で使用できるソフトウエアです。
サイズは3畳ほど、2×3mほどの大きさにしました。
大きすぎるとお金もかかるし10平方メートルを超えると法律上問題が出てきます。 2×3m、3畳のサイズなら面積は5平方メートルほどになります。これだけの面積があれば畑に置いておく物全てが入りそうです。
雨樋をつけて屋根楽天 に降った雨水を導いて、樽に貯められるように考えました。
つる植物を育てるのに便利なように、小屋楽天 の壁から棚を取り付けられるような構造にします。
できれば小屋の中で苗の育苗もしたかったのですが、広さと機密性を考えると無理そうなので、こちらは諦めました。

切り妻屋根

切り妻屋根の小屋 差し掛け屋根の小屋

主にツーバイフォー材を使うことを考えて作ってみました。屋根は切妻にしましたが、棟の部分が難しいので、段差を付けました。こういう構造は差し掛け屋根というみたいです。
モデリングしてから気付いたのですが、残材がたくさん出てしまいます。材木を切る回数も多いです。切妻だと両側に雨樋をつけなければならないので雨樋の数も増えます。

片流れ屋根

片流れ屋根の小屋

そこで、片流れ屋根でもう一度作り直しました。これだと残材がだいぶ減ります。構造も簡単になるし、雨樋も一箇所で済みます。
計算してみたら材料費が1万円ぐらい安くなりました。

基礎の設置

畑なので基礎はつけられないのですが、その代わりにコンクリートブロックを並べます。
縦に7つ、横に四つ合計22個のコンクリートブロックを使います。
しばらく耕作していない畑なので、笹の根がはびこってしまっています。 これでは置きづらいので、いったん耕運機を入れて土を耕しました。土が柔らかくなってしまっては、いけないのですが、仕方がありません。
上に載る小屋は軽いので、それほど気にしなくても大丈夫かなと思います。
小屋の建築

水平を確認しながら、コンクリートブロックをまっすぐに並べてゆきます。
小屋の基礎作り

2辺めを並べました。
小屋の基礎設置

全部並べ終えましたよ。大体4時間かかりました。
小屋の基礎コンクリートブロック


木材の変更と再設計

主に2×4材を使って建てようと思っていましたが、製材所に電話して価格を聴いてみたところ、少し安い輸入材を使うことにしました。
2×4楽天 材は小口寸法37×89mmですが、30×105mmの材料に変更します。長さは4mと3mがあります。
製材所で購入すると配達してくれるので、トラックを持っていない私には好都合です。
木材の小口サイズが変わったので、3Dモデルも修正。fusion360はパラメトリックCADなので、寸法を入れ替えてゆけば、修正できます。
設計楽天 を終えたら木取り作業、購入する木材楽天 をカットして必要な木の量を計算します。この時、購入する木材の長さを変えたり、変更できる用材があれば寸法を調整して、うまく残材を減らし、 購入する木材を減らします。
木取りしながら、3Dモデルも修正して、出来上がったのがこのモデルです。
設計終了


小屋を作るのに必要な木材の量

この小屋、3畳ほどで必要な木材は以下の通り。
 30×105×3000 18本 12600円
 30×105×4000  5本 5000 円
 45×45 ×40000 6本 3900 円
 12×180×2000 50枚 10000円

木材のカット

製材所に電話で注文したら、翌日には届けてもらえました。
製材所でカットしたものではなく、あらかじめ切ってある規格の輸入材だそうです。
ホームセンターで購入したら、自分で運ばなければいけないのですが、製材所は届けてくれるので助かります。
とりあえず庭に置いて、ブルーシートをかけておきました。
製材所に木材注文


翌日から材料のカットと穴あけ作業をしました。図面の通りにカットして、コーススレッドを打ち込むための下穴を開けておきます。
下穴を開けるのはめんどくさいのですが、下穴があるとコーススレッドを打ち込む際にスムーズに作業が進みます。
穴あけとカットは二日ほどかけてすませました。
小屋DIY 小屋木材のカット


組立作業

カットの済んだ木材を、畑の建築場所に持って行って、コーススレッドを使って組み立てます。まずは西側の壁を作りました。
小屋の壁

次に東側の壁を作って立てます。
西壁は東壁の上で組み立て。
小屋の壁

一人で作業したので壁を立たせておくのにつっかい棒になる木材を仮固定しておきました。
小屋の建築DIY

二つの壁を立てておき、両者を結ぶ木材を取り付け、春日井になる木材を固定したら、つっかい棒を外しても自立します。
小屋の建て方 作業小屋自作

東の壁西の壁組み立てにそれぞれ1日ずつ、立ち上げ作業に1日かかりました。

四つの壁ができたので、小屋の平面形状がひし形になっていないか確認して、上部にかすがい材を固定します。この後屋根を支えるための木材を、東西方向に4つ取り付けます。
鎹材

屋根材

その上に90°直行させて南北方向に六本の45mm角の材木を取り付けました。
この上に波板をつけます。
小屋の屋根構造

45mm角の材木は一箇所あたり一本のコーススレッドで固定したのですが、台風で屋根を吹き飛ばされないように、別の金具を使って補強を入れています。
屋根固定金具 屋根固定金具

上部構造の組立作業には二日ほどかかりました。

屋根の取り付け

屋根には波板を葺くことにしました。
以前作ったこれはではトタン製の波板を使ったのですが、数年すると錆びて見苦しい上に、ペンキの塗り直し作業も大変でした。
なので今回は、ポリカの波板を使ってみることにしました。
ポリカ波板の屋根

ポリカの波板、長さ2730mmのものを6枚購入しました。一枚約2000円で合計12000円ほどかかりました。 波板を固定する専用の釘は、以前作った小屋用のものがまだ残っていたのでこれを使ったので費用はゼロ円です。
ポリカ波板の耐用年数は10年くらいと思われます。劣化して穴が開いたりしたら吹き替えすることになります。
以前作った小屋はトタン波板で、定期的にジンクリッチペイントを塗る計画で作りました。 塗り替えるためには屋根の上に人が乗らないといけないので、波板の下には木材の板を張り巡らせてあります。 トタン用のジンクリッチペイントは、亜鉛が含まれていてとても強いのですが、高価です。
お金と手間をかけて、同じ材料を長持ちさせるという戦略もありますが、今回は傷んだら取り替えるという戦略を選びました。
ペンキの塗り直しをするにしろ、波板を吹き替えるにしろ手間はかかるのですが、どちらが優れているのかよくわからないです。

翌日は雨の予報だったので、1日で波板を葺き終えました。
小屋の屋根作り方


畑で組み立てを始めてから5日ほどかかりましたが、晴天が続いたので雨に会わずに済みました。
とりあえず屋根はできたのでこの後は空いた時間を使って壁板を貼り付けていきます。

壁の取り付け

杉板を鎧張りで柱にコーススレッドで固定します。
使う杉板は厚み12mm幅180mm長さ2mのものです。1枚200円、壁の高さを覆うには10枚ほど必要です。すべての壁を覆うのには50枚、1万円分使います。
バーナーで焼いて焦げ目をつけ、焼き板にしようかと思いましたが、手間がかかるのでそのまま使うことにしました。
焼いて表面を黒い炭で覆うと、見た目が綺麗ですしペンキの代わりで腐敗防止にもなります。
杉板は庭で予め規定の長さにカットして、コーススレッドを打ち込む下穴も開けておきます。

南北の壁は短いので、一枚の板を並べます。東側の壁は1枚では足りないので2枚並べて使います。
小屋の壁作り

西側の壁は入り口があるので一枚の杉板を二つにカットして左右それぞれに並べます。
カットして下穴を開けた杉板を小屋まで持って行き、柱に取り付けます。
最初に下穴にコーススレッドを半分ぐらいまでねじ込んでおくとこのコーススレッドに引っかかってずり落ち防止になり、スムーズに作業ができます。
コーススレッド仮止め

コーススレッド仮止め コーススレッド仮止め


杉板鎧張りの方法

鎧張りの壁

杉板の固定は、板の下部分だけにコーススレッドを使います。杉板は少しずつ重ねて貼るので、上部は上にかぶせた杉板で抑えます。
重なり部分があるので、杉板が乾燥して縮んでも壁に隙間はできません。固定するコーススレッドも少なくて済むのが利点です。
ただ横にの方は隙間が見えてしまいます。
作業の様子をタイムラプス動画で撮影してみました。慣れれば貼り付け作業はそれほど時間がかかりません。
コーススレッド仮止めができるので一人でも作業が可能です。

最後の壁も取り付けました。出入口には扉を付けません。

扉を付けて鍵をかけたほうが防犯上よいのですが、鍵がついているとかえって「中にすごいものが入っているかもしれない」と泥棒が来て鍵を壊したうえ 何も取らずに逃げてしまう恐れがあるのです。
近くにあるお堂は、以前南京錠を付けていたのですが、何回か壊されたうえで何も盗られなかったので、結局鍵を付けなくなりました。

樋の取り付け

屋根と壁ができたので、すっかり完成した気分になって、しばらく放置していたのですが、最後に樋(トイ)をつけます。
トイがなくても良いのですが、屋根から滴った雫が地面に落ちて跳ね返り、壁を汚します。
雨水を貯めておけば、畑の外からわざわざ水を運ばなくても野菜に水やりができます。溜められる量は少ないですが、ないよりあった方が畑作業の効率が上がります。

そこで雨樋も取り付けることにしました。
樋の長さは3.6M必要です。ホームセンターには長さ1.8Mのものが販売されているので、これを二つ買ってきて繋ぎ合わせレバ切らずにそのまま使います。
購入したものは、樋2本、両端の止め具、接手一つ。縦樋接続継手、縦樋、樋用の接着剤。後樋をつけるための金具を6個

加工

まずは縦樋を接続する部分に丸い穴をあけました。この穴うまく開けるのに苦労しました。
樋に穴あけ

金ノコで何本か筋をカットして太めの溝を作り、糸鋸を通して切りました。穴がちょっと小さいですが大丈夫でしょう。
次に両端につける留め具を樋用の接着剤で固定します。20分ぐらい放置すれば硬化します。最後に2本の樋を接手でつなぎ、接着剤で固定します。
樋に留め具を接着 樋用の接着剤 樋接手の接着


金具の固定

小屋の軒に樋固定金具を取り付けます。水平につけると水が流れないので、縦樋の穴に向かって少し低くなるように取り付けました。
樋固定金具 樋固定金具の取り付け


取り付け

接着剤が乾いたら、トイを取り付けます。取り付け金具は片方が引っ掛ける爪になっているので、そちら側を引っ掛けます。 反対側は手で曲げられる爪になっているので、引っかかっていることを確認して曲げたら樋が固定されます。
樋の取り付け 樋の取り付け

最終更新日: 2020-06-08 06:16:05

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Author: Tomoyuki Ito

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