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クサガメ飼のいかた、飼育方法

中庭の一部を囲って長年クサガメを飼育しています。囲いの中で冬眠して、産卵、孵化もします。
私の経験に基づいた飼育方法を紹介します。
カメの囲い カメの産卵動画

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クサガメの捕まえ方

カメは普段池や川の中にいるので捕まえるのは難しいです。
春や秋の天気の良い時には水辺で甲羅干しをしていますが、人影を見るとすぐに水の中に逃げてしまいます。
草刈り機を使って近くの池の端を刈りこむ作業を年に何回かするのですが、いきなり草刈機の歯が現れると逃げられずに甲羅に引っ込むため、捕まえられることがあります。
草刈り中に何匹もカメを捕まえました。
もっと簡単なのは、陸上に上がってくる時期の夜に探すことです。6月の中旬頃、クサガメは産卵場所を探して陸に上がってきます。
私の住んでいる辺りではこの時期、道路上に何匹もひかれて死んでいるカメを見かけます。
今までに夜の道路上で捕獲したカメもたくさんいます。
クサガメを捕まえるには、夜に道路を歩いているのを捕まえるのが一番簡単だと思います。

飼育場所

中庭の一角、2m四方を木の板で囲って10匹ほどのクサガメを飼育しています。中には水を張ったタライを置き、日よけや隠れ家になりそうなものも置いています。
秋には冬眠できるよう、落ち葉を入れます。
水道が近くにないと、水替えが大変です。タライの水、意外にたくさんの水が入ります(40リットルくらい?)

季節ごとの世話

4月までは冬眠しています。起きてきたら落ち葉を取り出し、子亀が生まれていないか探します。
子亀の大きさは10円玉くらい。大きなカメと一緒に飼うと食べられてしまうので、見つけたらすぐに取り出します。
子亀は室内で飼わないと、いつの間にかいなくなってしまいます。
猫か鳥に食べられてしまうようです。1年ほど室内で飼育してから、中ガメ用のタライに放しています。
産卵は6月から7月の間にします。特に何もせず放置していますが、勝手に穴を掘って産卵しています。
5月から10月くらいまでの間はたくさんエサを食べるので、朝晩にエサやりをしています。水もすぐ汚れるので頻繁に水替えをします。
11月頃、エサをあまり食べなくなったら、落ち葉を囲いの中に入れ、冬眠しやすくしておきます。
冬の間は何にもしません。

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エサ

雑食性なのでいろいろ食べてくれます。主にカメのエサですが、賞味期限切れ近くのいりこや麩を買ってきてあげても喜んで食べます。
畑で捕まえたイモムシなんかも食べてしまいます。

産卵

オスとメスの見分けがつかないのですが、複数飼育しているので、放っておくと穴を掘って産卵します。
普段は知らない間に生んでいるのですが、たまたま産卵中のところに出くわしたので動画撮影しました。

下の写真はクサガメの卵。穴を掘らずに産み落としたので拾って穴を掘り、埋めておきました。
クサガメの卵


イシガメとクサガメの違い

クサガメは黒っぽい、イシガメは石っぽいので見分けがつきます。
下の写真、左がクサガメ、右がイシガメです。
クサガメ イシガメ


クサガメは江戸時代に入ってきた移入種?

クサガメは先史時代に日本へ持ち込まれた移入種だと思っていましたが、上野動物園に展示してあった説明だと、江戸時代に入ってきたらしいです。
上野動物園

本当のところはどうなんでしょうかね。私の家の周りではイシガメはあまり見られず、クサガメばかりでしたが、ここ数年でアカミミガメが増えました。 移入種もまた新たな移入種に圧倒されてしまうのでしょうか。

最終更新日: 2018-05-18 04:39:14

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Author: Tomoyuki Ito

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