里庄町内八十八ヶ所巡礼の旅2
十番 切幡寺
御詠歌 欲心を唯一筋に切幡寺 後の世までの障りとぞなる
九番札所から右奥へ伸びるあぜ道に入る。両側は田んぼだ。どんどん進んで行くと左はすぐに山になる。右奥には「千田木池」という池。その奥にはもうひとつ山がある。左の山へ登るわき道が見えてくるので、そこを登る。登るといっても10mくらいだ。
十一番 藤井寺
色も香も無比中道の藤井寺 真如の波のたたぬ日も無し
十二 焼山寺
後の世を思えばくぎょう焼山寺 死出や三途の難所ありとも
十番の札所を降り、来た道に戻って、また進む。右に見えていた山がだんだん近づいてきて「谷」になってくる。その谷を渡って向側の山すそ沿いの道に入り、進路を反対、東に向ける。ちょっと行くと左の山へ登る石段が見えてくる。かなりきつい階段で、半分くらいの人が登らず、下で待っていた。
石段の上は小さな広場になっており、そこに十一、十二番札所が並んで立っている。本物の十二番札所焼山寺もきつい山の上だから、こうした場所に作ったのだろう。にくい演出だ。ついでに藤の木でも植えてあればと思ったのは私だけだろうか。
十一番 藤井寺
十二番 焼山寺
十三番 大日寺
御詠歌 阿波の国一の宮とはゆうだすき かけて頼めや此の世後の世
石段を降りたら道をその先へと進む。左側には民家が並び始める。道なりに進んで行くと左の岡を登る子道が見えてくるのでそこに入る。岡を越えて舗装道路に出たら左に曲がる。曲がってすぐが十三番札所。
となりにも何かあるが、何だったのか...
十四番 常楽寺
常楽の岸にはいつか到らまし 弘誓の船に乗りおくれずば
舗装道路をそのまま進む。T字路に出たら左折。ずーっと歩くと右側にぼた餅形の大きな岩が見えてくる。その手前。
十五番 国分寺
薄く濃くわけわけ色を染めぬれば 流転生死の秋は紅葉は
きた道を戻る。さっき出てきた道を過ぎてすぐのところの左に抜ける道に入る。両側は田んぼだ。すぐにT字路になるので右折。左側の民家の塀がきれたところに小道があるので、そこに入る。道は岡を上り始め...墓場に出る。十五番札所はなんと墓場の一番奥だ。
突然大勢の人がガヤガヤとやってきたので、墓の下でおやすみ中の方たちもさぞ驚いたであろう。
十六番 観音寺
忘れずも導き給え観音寺 西方世界弥陀の浄土へ
あぜ道をちょっと降りてから北へ向かう。しばらくあぜ道が続く。しばらく行くと舗装道路に突き当たる。正面に倉庫のような建物があるが、この裏側左奥に十六番札所がある。かなりわかりずらい。
十七番 井戸寺
面影を映してみれば井戸楽天 の水 むすべば胸の垢や落ちなん
元の道に戻って南に向かう。結構大きいのですぐに分かる。広さは6畳くらいと、今まで見た中で最大の大きさ。中にはおばあちゃんたちの井戸端会議用?のベンチまである。
十八番 恩山寺
子を産めるその父母の恩山寺 訪いがたきことはあらじな
来た道を戻って行くと、右に下る道がある。これを下って行くとほんの小さな池がある。ここを左に曲がって、再び上って行き、果樹園の中に入って行くと、恩山寺がある。ここも少し分かりずらい。
十九番 立江寺
いつかさて西の住居のわが立江 弘誓の船に乗りて至らん
小さな池にまでいったん戻り、左に曲がる。曲がってずーっと道なりに行くと、大きな道(といってもセンターラインがある程度です)に出ます。
出たところに「ストアーもりはら」があります。ここに公衆トイレがあるので、行っておきましょう。ちなみに「ストアーもりはら」さんは惣菜が驚くほど安いです。
大きな道を渡って右(南)に歩きます。倉庫の途切れたところにあります。車の通りが激しく、埃をかぶってかわいそうです。
最終更新日: 2001-07-22 17:39:00