カタツムリの飼いかた、飼育方法
身近な生き物、カタツムリを飼ってみたので、飼い方をまとめました。下の動画は1分おきに撮影したタイムラプス動画です。
カタツムリと言えばゆっくりした印象ですが、意外にも活動的であっちこっち動き回っていることがわかりますね。
活動期間
カタツムリは初夏から初秋にかけて活動します。それ以外は活動せず、落ち葉や小石の下など、薄暗いところに隠れて休眠しています。
カタツムリは夜行性
カタツムリは、基本的には夜行性の生き物です。夜になると出てきて葉っぱなどを食べています。
雨の日は昼間も活動するので、人の目に触れるのは雨の昼間が多くなります。
捕まえ方
雨の日には昼間でも活動しています。木の幹や葉っぱの上にいるので、これを捕まえましょう。
雨の日の畑の脇の道を歩くと、道へ出て歩いているカタツムリをよく見かけます。これを捕まえるのも簡単でいいと思います。
カタツムリは殻を作るためにコンクリート(カルシウムが含まれている)壁にもよくいるので、そのあたりを探すのもいいでしょう。
飼育に必要な道具
飼育ケース(2個あるとよい)、霧吹き(時々吹いて水分を補給)、シャーレ(水入れ)
腐葉土を入れるとよいと書いてある本もありますが、掃除しにくかったり、病原菌の温床になりそうな感じもするので、私は入れていません。
入れた方が自然条件に近くなって良いのかもしれません。また、繁殖させたい場合は産卵床として腐葉土を入れておくのがよいと思います。
糞や歩いた後のヌメヌメで飼育ケースが汚れるので、時々掃除します。その時に替えのケースがあるとスムーズに掃除出来て快適です。
エサ
植物を食べるので、野菜、葉っぱなどを与えます。本には熱帯魚のエサを与えると書いてあるものもありました。野菜が手に入らない時はこれでもよいと思います。
殻を維持するために、カルシウムが必要です。卵の殻やボレー粉(小鳥のカルシウム補充用のもの)なども一緒に与えましょう。
下の動画は、10秒ごとに撮影したものです。ニンジンをモリモリ食べてますね。
殖やし方
カタツムリには性別はなく、どの個体も卵を産みます。ただし、交尾する必要があるので、同種のカタツムリを何匹化一緒に飼っておけば大丈夫です。
カタツムリにはヤリがあるといいますが、これは交尾の時に相手に突き刺すものなのだそうです。
ホルモンかなにか?を相手に注入し、注入された方はたくさん卵を産むようになります。
自分の遺伝子を残すのは大事だけど、自分で卵を産むのはリスクがある。そこでなるべく相手に自分の子孫をたくさん産ませるという進化をしてきた結果こうなったといわれています。
観察
雨の降った翌朝、道でこんなカタツムリのの足跡を見つけました。
どうやったらこんな跡になるのでしょうか?カタツムリにもまだ知られていないことがあるのかもしれません。
注意点
カタツムリを触ったら、手を洗いましょう。
一部のカタツムリは寄生虫も持っています。持っていなくても湿ったところにいる生き物なので、有害な細菌などが付いているかもしれません。
手は洗って清潔にしておきましょう。
最終更新日: 2019-06-20 07:55:21