ペットと家畜の歴史
犬や猫などのペット、牛や馬などの家畜がいつごろ飼いならされたのか興味があったので調べてみたところ、
雑誌「ナショナルジオグラフィック」の2011年3月号に参考になる記事があったので紹介します。
ペット化・家畜化は有史以前に行われている
下の図を見ると、主なペット、家畜は全て有史以前に行われていることがわかります。
唯一シチメンチョウだけは有史後になっていますが、これはアメリカの雑誌であるゆえの記載でしょうね。
犬が飛びぬけて古いですが、犬種が猫に比べてたくさんさんいるのはこのためなのでしょうか?
野生動物をペット化する実験
ロシアでは、銀ぎつねを使って人になる性質のある狐を何世代にもわたって選抜し、人懐っこい狐を作り出す実験をしているそうです。
ほんの数世代で、犬のようにしっぽを振ったり、飼い主を舐めたりといった、野生の狐には見られない特徴が表れたそうです。
また、比較として、人を嫌う性質の選抜も行われているそうです。こちらは人を見ただけで歯を剥いて威嚇してくる程人嫌いなっているそう。
これらの選抜群の遺伝子を比較することで、最終的にはペット化遺伝子を特定するのが目的なのだそうです。
猫だけは自ら進んでペットになった
気ままで、居場所が気に入らないとすぐにどこかへいってしまう猫。
他のペットや動物には無い性質ですが、これはペットになった由来によるという説があります。
他の動物は人によって拘束され、飼い馴らされていったのですが、猫だけは勝手に人間の近くに居付き、そのまま飼い馴らされた例外であるというのです。
なので、猫は気に入らなければプイっと人の元を離れてゆくというのだそうです。
我が家でも猫を長年飼ってきているのですが、いつの間にか出ていってしまって戻ってこない猫、多いのです。
最終更新日: 2016-07-11 16:37:13