文化式子供原型90と110の比較
洋裁CADで文化式の原型を製図してみました。
下の図のように、文化式新原型では、子供の原型4種類、成人原型2種類が用意されています。
大きさはもちろんですが、形状もだいぶ違いますね。子供原型には90とか140と数字が付されていますが、これは身長を示しています。
子供は成長の個人差が大きいので、年齢ではなく、身長で使う原型を選択します。各種原型、一見すると110と140の間で大きく違いますね。
子供といっても、赤ちゃんと子供の体型は全然違います。この差が110と140の間にあるのでしょう。
文化式子供原型、90と110の違いは首回りだけ
子供原型90と110。これは大きさが違うだけで、形状としてはほとんど変わらないように見えます。
今回はこの2つの原型の差について調査してみました。
大きさが違うと判りにくいので、双方とも同じ3サイズで描画して重ねあわせたのが下の図です。
なんと、ほとんど変わらないですね。
違いがあるのは首回りくらい。赤ちゃんは小さいほど相対的に頭が大きいので、90の方が首回りを大きくしてあるようです。
しかしその差はほんの数ミリほど。
ワンピースの型紙を製図して、原型を上の原型に差し替えてみたのが下の図です。
型紙楽天 を2つに分ける意味、ないと思います。
原型差し替えによる子供ワンピースのサイズ変更
ついでなので、子供ワンピースの原型差し替えによるサイズ変更をしてみました。
同じ型紙に、小さい順に子供原型90、子供原型110、女児原型140を差し替えて重ねています。
子供はどんどん成長するので、服を作るときは型紙を大きく作り変えてゆく必要がありますが、
洋裁CADを使えば、サイズの異なる原型を差し替えるだけで、同デザイン異サイズの型紙が簡単に出来ます。
洋裁CADって、もしかしたら子供服用途が一番適しているのかもしれませんね。
最終更新日: 2015-08-22 22:02:15