アセビの栽培、手入れ、増やしかた
アセビの栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
歴史
アセビは日本原産のツツジ科アセビ属の常緑低木です。
古くから知られた花で、万葉集にも複数回登場します。「栄え」に対する枕詞にもなっていました。
アセビと毒
アセビは有毒な植物です。アセビは感じで馬酔木と書きますが、馬が食べると中毒を起こして酔ったように見えるためにこの感じが当てられています。奈良公園や広島の厳島神社など、鹿のいる場所にはアセビの群落がありますが、これは単に鹿が食べないために残っているものです。
アセビの蜂蜜にも毒があり、人間が食べると中毒を起こします。売っている蜂蜜は問題ないと思いますが、個人で養蜂をしている人などは注意が必要でしょう。
特性
土質を選ばず、半日陰で育ちます。
樹高は1~3m。早春に枝先からベル型の小さな白い花を房状に咲かせます。
園芸品種
マウンテン・ファイア、フラミンゴ、クリスマス・チアなどがあります。原種は白い花を咲かせますが、園芸品種には淡紅色のものもあります。
クリスマス・チアは早咲きで、クリスマス頃に開花します。
育てかた
通常は庭植えで育てます。半日陰の場所が適します。
成長が遅く、樹高も低いので剪定の必要はあまりありませんが、行う場合は4月、植え付け後2、3年してからにします。
入手方法
花の咲く2、3月頃に園芸店に苗が出回るので、これを購入します。
病害虫と病気
比較的病害虫が少なく、育てやすい木です。
花期
アセビの花期は3~4月です。
増やし方
アセビは挿し木で増やすことが出来ます。2月から4月頃に、この年伸びた枝を切って挿し木にします。1年ほど植木鉢で育てたのち、庭に植えます。
最終更新日: 2014-07-23 05:50:17