早咲きグラジオラスの栽培、手入れ、増やしかた
早咲きグラジオラス(春咲きグラジオラス、スプリンググラジオラス)の栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
普通のグラジオラスとの違い
アヤメ科グラジオラス科の植物は北半球の南ヨーロッパ、西アジアと南半球の南アフリカ、マダガスカルに原種が分布しており、およそ180種が知られています。
江戸末期にオランダから日本へ紹介され、「オランダアヤメ」ともいわれたグラジオラスは、北半球原産の園芸種で、おなじみの剣のような葉に太く長い花穂を持つものです。
一方の早咲きグラジオラス(春咲きグラジオラスともいう)は南アフリカが原産のものです。球根はよく似ていますが、花も葉も従来のグラジオラスからはかなりかけ離れていて、グラジオラスとは思えません。
特性
早咲きグラジオラスには多くの園芸品種がありますが、基本的には半耐寒性です。関東以西では庭に植えても大丈夫ですが、寒い地方ではコンテナ栽培が向いています。
乾燥気味の、地中海性気候の南アフリカが原産なので、湿気は嫌います。水はけと日当たりのよい場所で育てます。コンテナ栽培であれば雨の日は軒下に置く方が良いです。
園芸品種
多くの園芸品種があります。トリスティス、グラシリスブルー、シェリーレッド、アラタスなど。
写真はトリスティス。庭に勝手に生えてきたものです。最初は雑草化と思っていたのですが、美しい花が咲いたので調べて知りました。早咲きグラジオラスの存在もこの時に知りました。
育てかた
普通のグラジオラスは春に球根を植えますが、早咲きグラジオラスは秋に植えておきます。埋める深さは球根の三倍くらい。心持深めに植えます。
暖地であれば2、3年植えっぱなしでも大丈夫です。
冬、霜に当たると葉が痛みます。寒冷紗などで霜よけをしてあげるとよく育ちます。
庭トリスティスはいつの間にか生えてきたものなのですが、どこから球根が転がってきたのか...不明です。
全く世話をしていませんが、もう5年以上育っています。
入手方法
球根が販売されているので、これを購入するとよいでしょう。
病害虫と病気
比較的病害虫が少なく、育てやすい植物です。
花期
早咲きグラジオラスの花期は3~5月です。
増やし方
早咲きグラジオラスは球根の分球で増やすことが出来ます。
最終更新日: 2019-04-02 10:22:33