道後温泉で雨の露天風呂
梅雨の平日に道後温泉に一人旅してきました。人のいない観光地は淋しいですが、静かで、低料金で楽しめました。
旅行プラン
広島県に住んでいるので呉~フェリーに乗って松山へ上陸。バスで道後温泉へ行き、ゆっくり湯につかって夜は部屋での夕食。
翌日はフェリーで広島港へ戻り、市電に乗って駅まで帰るというルートです。
出張者を対象にしているのか、旅館で部屋で夕食を食べられる平日限定のプランがあります。料金も1万円台で美味しい料理が食べられます。
道後温泉への旅
まずは普通電車で呉港へ向かいます。
呉には初めて足を踏み入れました。駅から桟橋までは屋根つきの広い歩道があってとても快適です。雨が降りそうな天気ではありましたが、まだ降っておりません。
桟橋の隣には大和ミュージアムがあります。この日は時間がなくて見れなかったのですが、次の機会にはぜひ行ってみたいです。
松山の観光港に行くフェリーは2種類あって、人だけを乗せる高速船と、車も積むフェリーが出ています。
高速船の方が早く着くのですが、料金もかなり高いです。
そこで遅い方に乗ろうと思ったのですが...事前に調べてみると港からバスの乗り継ぎが非常に悪いことが判明。
ちょっと離れたところに私鉄の駅もあるのですが、当日は雨の予報なので、高速船に乗り、素早くバスに乗り継ぐことにしました。
しばらくフェリーターミナルで待っていると...高速船瑞光登場。
船内はこんな感じ。
雨の中、海峡をすり抜けて進んでゆきます。スマホで現在地を調べると...当然ながら海の中。
平日だし、天気悪いし、で船内はガラガラ。気兼ねなくビールを飲んで船旅を楽しみました。
港に着くとすでに道後温泉行きのリムジンバスが待機しているので、そそくさと乗り移ります。
乗客は10人くらい。松山市内を抜けて終着の道後温泉まで乗ったのは私一人だけでした。
閑散とした道後温泉
バスを降りると、もうそこは道後温泉...って人が全然いない。土産物通りは半分以上お店がしまっています。
道後温泉本館前も、人影なし。
ちょうどお昼過ぎだったので、本館前のお店で昼食を食べました。
普段だとたくさんお客さんがいるのでしょうけれども、今日は数人だけ。
ホテルのチャックインは午後ですが、荷物を預けて本館の風呂に入りました。
入っていたのは地元のおじいさん一人だけで、ほぼ貸切状態。はい、もちろん泳ぎました。よかったー。
石手寺散策
温泉の近くには四国88箇所の一つ、石手寺があります。傘を差して行ってきました。
こちらも人気がありません。池の中でカエルがこっちを見ていました。
石手寺は個人的には大好きな場所です。88ケ所案内の本とかでは悪趣味と書かれているものもありますけど。
石手寺名物、マントラに潜入。人口の洞窟です。写真では明るく映っていますが、ほとんどの場所は真っ暗で、恐る恐る進まねばいけません。
以前来たときは周りに人がいて騒がしかったのですが、今回はたった一人。
静かで真っ暗な洞内にたたずんでいると、自分と正面から向き合える気がして、しばらくじーっとしておりました。
石手寺マントラを抜けると宝物殿があるのですが、ここは工事中でした。また来よう。
のんびり歩いてホテルへ到着。夕食を食べました。料金から考えるととても良い料理で、しかも一人で部屋食、楽しめました。
ビールは別料金です。
下は翌朝の朝食。こちらも部屋食です。ごちそうさま。
雨の露天風呂
宿泊したホテルには屋上に露天風呂があるというので行ってきました。
ここも貸切状態です。
頭を雨にぬらしながら一人で入っていると、どこからともなくハトが数羽、飛んできました。
こちらがじーっとしていると湯船までやってきて、「ん?」なぜかお湯を飲み始めました。
お湯が美味しいのかな?
広島への帰り旅
翌朝ものんびりしていたら、もう帰る時間です。リムジンバス、高速船、市電を乗り継いで広島駅に戻りました。
市電は駅への短いルートもあるのですが、回り道をして市電の旅を楽しみながら帰りました。
短い旅でしたが存分に楽しめました。
梅雨旅行の感想
季節の悪い時にあえて観光旅行すると、安くてゆったり過ごせる場合もあります。今回はうまく楽しめたと思います。
最終更新日: 2019-06-13 14:56:04