アマリリスの栽培、手入れ、増やしかた
アマリリスの栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
歴史
アマリリスはヒガンバナ科ヒッペアストルム属を原種とする園芸植物の総称です。
アマリリスの原種はブラジルやペルーなどの南米です。1600年代にヨーロッパへもたらされましたが、当時は現在ほど大きな花は咲きませんでした。
1865年に、イギリスで巨大輪のアマリリスが交配され、その後多くの園芸品種が誕生しました。現在はオランダで多くのアマリリス球根が生産されています。
日本へは江戸時代末期に入りました。当時は、金山慈姑やジャガタラズイセンという名前で呼ばれていたそうです。
特性
日当たりと水はけのよい、乾燥した土地を好みます。花の茎は中空で、その先へ大きな数個の花をつけます。花の形は漏斗状、花色は赤、ピンク、白、など。絞り入りの品種もあります。草丈は40~80cmくらい。
アマリリスの歌
小学校で歌われる「アマリリス」はフランスの古い民謡です。日本の教科書に登場したのは昭和22年のことだそうです。
「アマリリス」はリコーダーの練習曲として最適で、スタッカートとスラーの違いを学べる曲として現在でもつかわれています。
園芸品種
アマリリスの原種は70ほどあり、園芸品種も多彩ですが、大きく分けると3つの系統になります。
在来系:古くからある品種。丈夫で育てやすい。
ルドウィヒ系:オランダのアマリリス専門商社の名からきています。巨大な花をつける系統です。
グラシリス系:小花がたくさん咲く系統です。
植物学的なアマリリスと、園芸品種のアマリリスは違う。
植物学ではアマリリス属が存在していますが、園芸品種の原種となっている植物はアマリリス属ではなく、ヒッペアストルム属に属しています。
以前はヒッペアストルム属もアマリリス属に入っていたのですが、のちの研究で複数の属に分けられてしまったのです。
園芸品種は属名が変わってもそのままアマリリスの名を使っています。現在は植物学上のアマリリスと園芸植物のアマリリスは別の植物をさす状態になってしまいました。
育てかた
球根を購入して植えます。大きくてかたい球根を選びましょう。
球根は3~4月に植えます。30cm位の間隔で植えます。球根の丈夫1/4くらいが地面から出るくらいに植えておきます。
水やりは、球根に直接水が当たらないように与えます。雨も直接当たらないところで管理しましょう。
冬の間は、鉢植えならそのまま水を与えず、乾燥させて冬越しさせます。
入手方法
春に球根が売り出されるので、これを買って植えつけます。
病害虫と病気
アブラムシやアザミウマに気をつけます。
花期
アマリリスの花期は3~4月です。
増やし方
アマリリスは球根で増やします。種から増やすこともできます。
最終更新日: 2014-04-10 20:03:37