ツツジの栽培、手入れ、増やしかた
ツツジの栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
歴史
ツツジ楽天 はツツジ科ツツジ属の落葉及び常緑の低木、高木の総称です。日本には数千種が自生するとされています。常緑性のツツジは主に東アジア、落葉性のツツジは北半球全体に分布しています。
ツツジは万葉のころから桜とともに愛されてきました。万葉集には10ほどの歌にツツジが詠まれています。柿本人麻呂も歌に詠んでいます。
源氏物語や枕草紙にもツツジのことが書かれており、そのころには貴族の庭にツツジが植えられていたようです。
ツツジの仲間たち
サツキ:ツツジとは開花時期が違うため、別種と思われがちですが、常緑性ツツジの一種です。育て方もツツジと同様です。
アザレア:欧米ではツツジ属の花をひっくるめてアザレアと呼んでいます。欧米人の呼ぶアザレアとは、ツツジ、サツキ、シャクナゲ、(日本人のいう)アザレアが含まれています。日本のツツジがイギリスへ渡り、品種改良されていますが、これらの園芸品種は日本ではアザレア、西洋ツツジと呼ばれています。
満天星(ドウダン)ツツジ:スズランのような鈴状の花を咲かせるツツジです。樹形が美しく、刈り込みにも耐え、秋の紅葉が美しい特徴があります。
ホツツジ:山地に分布するツツジの一種です。
コヨウラクツツジ:ドンダンツツジに似るがより小型の種。
イソツツジ:本州北部と北海道に分布する、湿地に生える種。
ウラシマツツジ:高山や寒冷地に生える種。
有毒な躑躅
ツツジに「躑躅」の字を当てるが、躑躅の意味は「あがいて死んでしまう」です。元々は中国のシナレンゲツツジの呼称で、これを食べた羊が文字通り苦しんで死んでしまうためにつけられました。実際に有毒なツツジはレンゲツツジのみで、ほかのツツジに毒はありません。
レンゲツツジは猛毒ですが、人が口にすることはまずないでしょう。しかし、レンゲツツジの蜜は有毒なので、ミツバチを飼育する場合は注意が必要です。
ツツジの園芸品種
日本では元禄の頃にツツジ栽培が大ブームになり、多くの園芸品種が生まれました。
クルメツツジ(久留米躑躅):久留米藩士、坂本元蔵が集めた多数のツツジが自然交配したものが原型。その後育種がなされ、海外にも紹介されて有名になった園芸品種。
ヒラドツツジ(平戸躑躅):南蛮貿易によってわたってきたケラマツツジやタイワンヤマツツジが日本のツツジと自然交配して生まれた園芸品種。
ツツジの本
国会図書館のサイトで1692年初版の「錦繍枕」というツツジの本を閲覧することができます。
特性
ツツジの名前の由来は、花の形が筒状なので「筒咲き」からツツジとなったというのが定説。
樹高は1~5m位が普通。花の形は漏斗状で、先端が5つに分かれる。枝の先に1つ、または数個が放射状に集まって咲く。
花の大きさは2~5cmくらい。15cmにもなる園芸品種もある。花の色は朱、白もも色など。レンゲツツジには黄色もある。一重咲きが基本だが、八重咲に品種もある。
ツツジには大きく分けて落葉性のものと常緑性のものがある。落葉性はミツバツツジ、レンゲツツジなど。常緑はヤマツツジ、キリシマツツジ、リュウキュウツツジなどがある。
育てかた
日当たりと水はけのよい、酸性の土壌を好みます。ほかの木と接すると枝が枯れるので、余裕を持って植えつけます。植え付けは春が適期。
毎年梅雨の頃に根元へピートモスをまいておくとツツジの好む酸性度が保たれます。肥料は花の後と秋に施します。
常緑性のツツジは剪定、刈り込みができますが、落葉性の品種は基本的に
剪定
楽天 はしません。
入手方法
苗木が販売されているので、これを購入します。
病害虫と病気
カイガラムシや菌核病に注意します。
花期
ツツジの花期は3~6月です。
増やし方
ツツジは挿し木で増やすことが出来ます。
最終更新日: 2017-02-10 09:14:32