ライラックの栽培、手入れ、増やしかた
ライラックの栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
歴史
ライラックはヨーロッパ南東部、コーカサス、アフガニスタンを原産とするモクセイ科シリンガ属の落葉低木樹の総称です。狭義にはウルガリス種、日本名ハシドイと呼ばれる種がこれに当たります。(ハシドイは日本にも分布しています)
ライラックは16世紀頃、イスタンブールへ派遣された神聖ローマ帝国の使者がヨーロッパへ持ち込みました。花の香りが受け入れられ、フランスでは大いにもてはやされ、多くの園芸品種が生まれました。フランスではライラックのことをリラと呼びます。
日本へは明治時代中期にアメリカ人の女性が札幌に持ち込んだものが最初といわれています。冷涼な気候を好むライラックは札幌の気候によく合い、昭和35年に、札幌市の花となりました。
札幌の北大付属植物園には国内最古とされるライラックがあります。
小説「リラ冷えの街」から、札幌では6月頃に急に気温が寒くなることを「リラ冷え」と呼ぶようになりました。
特性
樹高は4~8m。葉の形は卵型。花は前年の枝先に咲く。
花の形は長さ1cmほどの筒形で先が4つに分かれます。密集して多くの花が咲きます。
花の色は薄紫、白、赤など。甘くて良い香りがあります。
花言葉
「青春の喜び」「無邪気な若者」「片思い」など。未婚女性が身に着けると婚期を逃す、恋人から送られると恋が破れる、など、あまり良い印象hアありません。
園芸品種
冷涼な気候を好む樹ですが、暑さに強い品種もあるので、西日本で育てる場合はこうした品種を選びます。中国産のヒメライラックは事項が1m程度と低く、鉢植えで育てることができます。
育てかた
冬から春にかけて、接ぎ木苗を植え付けます。日当たりがよく、水はけのよい土地を選びます。
肥料は春に元肥を与えておきます。
花は前年伸びた枝の先に付きます。花が終わったら、すぐに剪定します。
剪定
楽天 後に伸びた枝に来年の花が付きます。秋に剪定をすると花が咲かなくなることもありますので気を付けます。
入手方法
市販の接ぎ木苗を購入します。
病害虫と病気
うどんこ病、テッポウムシに気を付けます。
花期
ライラックの花期は4~5月です。
増やし方
ライラックは接ぎ木で増やします。台木にはイボタノキが多く用いられます。
最終更新日: 2014-01-22 21:23:32