ポピーの栽培、手入れ、増やしかた
ポピーの栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
歴史
ポピーはオニゲシとヒナゲシのことを指す花の名前です。日本でケシというと、薬効のあるオニゲシを指しますが、欧米ではオニゲシ、ヒナゲシをまとめてポピーと呼びます。
オニゲシは西南アジアを原産地とするケシ科ケシ属の多年草、ヒナゲシはケシ科ケシ属の1年草になります。
日本へ渡来したのは室町時代で、インドから青森へ入りました。江戸時代にはアヘンのことを津軽と呼んでいたそうです。
美しい花の姿から、絵画の題材にもされ、俵谷宗雪の絵にも残されています。
観賞用のポピーは明治時代に日本へもたらせれました。観賞用のポピーは、オニゲシ、ヒナゲシ、アイスランド・ポピーを親に持つ園芸品種です。
ポピーの一種、ナガミノヒナゲシは繁殖力が強く、道端に普通に雑草化しています。
特性
日当たりと水はけのよい土地を好みます。どの品種も寒さには強いです。
利用方法
ケシは昔から麻薬として用いられてきましたが、医薬品としても高い薬効があります。モルヒネはソムニフェルム種のケシからとれる成分です。草丈が大きく、1m以上に成長し、茎が太くてほとんど毛が生えていないのが特徴ですが。勿論、日本での栽培は禁止されています。
ケシの種は食品として意外なところで使われています。7味唐辛子の中に入っていますし、アンパンの上にまぶされているのもケシの種です。金平糖はケシのr種を核にして、その上に砂糖を塗って作ります。
園芸品種
花屋で扱われているポピーの多くはアイスランドポピーです。オニゲシの園芸品種も多くあります。ヒマラヤの高山には青い花の咲くブルーポピーが「幻のケシ」として知られています。これはケシ属ではありません。
育てかた
一般的なアイスランドポピーは種まき育てます。9月下旬から10月頃に種まきをします。種は「けし粒」と呼ばれるほど小さいので、種まきには注意が必要です。
種の10倍くらいの粉末のパーライトを種に混ぜ、これを蒔きます。ポットに種まきし、成長したら定植するとよいでしょう。冬の間は防寒対策をしておきます。
入手方法
種を購入して育てます。
病害虫と病気
アブラムシとべト病に気を付けます。
花期
ポピーの花期は4~5月です。
増やし方
ポピーは種まきで増やします。
最終更新日: 2014-01-19 18:21:39