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アネモネの栽培、手入れ、増やしかた

アネモネの栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。

歴史

アネモネは地中海沿岸を原産地とするキンポウゲ科、アネモネ属の球根草です。
アネモネは古くからヨーロッパで愛されてきた花の一つです。ギリシャ神話では、花の女神フローラに仕えた妖精、アネモネの化身とも、アドニスという青年がイノシシに突き殺されたときに流した血から生まれた花とも言われています。
アネモネは「風の花」ともいわれます。3~5月の春風とともに咲く花であるためでしょう。
地中海沿岸に自生していたアネモネは、十字軍の遠征とともにヨーロッパ各地へ広がりました。
戦死者の遺体の代わりとして戦地の土を持ち帰り、墓地にまいたところ、戦死者の聖なる血のような真っ赤なアネモネが咲きました。教会は奇跡の花としてアネモネを尊ぶようになり、以降十字軍に従軍した戦士はアネモネの種を戦地の土産として故郷に持ち帰るようになったといいます。

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特性

日当たりと排水の良い土地を好む。庭植えか鉢での栽培も可能。やや寒さに弱い。
葉は深い切れ込みが多数ある。花は1株に1つ咲く。花びらのように見えるのは萼片で、一重のほか八重の品種もある。
花の色は、赤、白、ピンク、紫、青など。
黄色い花の花ことばは「絶交、病気、孤独」なので、人に贈るときは注意しましょう。

園芸品種

アネモネは15世紀から18世紀にかけ、ヨーロッパで盛んに品種改良がなされ、多くの園芸品種が今でも存在しています。

育てかた

9月くらいに球根が出回るので、これを購入します。買った球根はよく乾燥していて、急に水を与えるとダメージを受けることがあります。いきなりたくさんの水を与えず、徐々に吸水させます。
球根はとがっている方を下にして植えます。鉢植えの場合は5号鉢に3個くらいが手頃です。植える深さは2cm位です。
アネモネは寒さに若干弱いため、寒い地方ではビニールトンネルをして冬越しをするとよいでしょう。

入手方法

秋に球根が販売されるので、これを植えて育てましょう。

病害虫と病気

アブラムシが時々付くので注意します。

花期

アネモネの花期は3~5月です。

増やし方

アネモネは球根で増やします。6月くらいに株が枯れるので、枯れたら掘り上げて球根を乾燥させておき、秋に再び植えつけます。

最終更新日: 2014-01-15 21:17:13

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Author: Tomoyuki Ito

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