ヤマブキの栽培、手入れ、増やしかた
ヤマブキの栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
歴史
ヤマブキは日本を原産とするバラ科ヤマブキ属の落葉低木です。
古くから日本人に親しまれ、万葉集にも歌われています。
山吹をやどに植えてはみるごとに 想いはやまず恋こそ益され 大伴家持
また天平時代の左大臣、橘諸兄の屋敷は多くのヤマブキが植えられており、「山吹の左大臣」と呼ばれていました。
特性
湿度の高い肥沃な土地を好み、乾燥が苦手。
花弁は5枚で花の色は黄色(ヤマブキ色)。前年に成長した枝の先にたくさんの花を咲かせる。花の径は3~4cmほど。
ヤマブキは古くから日本に自生しており、北海道南部から九州にかけてみることができます。
利用方法
花びらを乾燥させて粉末にしたものが、痔の薬とされてきました。虫刺されには葉をよくもんで使います。
園芸品種
天保年間に出版された本「棣棠図説」
こちらで閲覧できます
には10の園芸品種が紹介されていますが、現在では半数以上が失われ、4種(斑入りヤマブキ、八重ヤマブキ、菊咲ヤマブキ、白花ヤマブキ)が残っています。
育てかた
購入してきた苗木を庭に植えて育てます。湿気を好むので、西日の当たらない、半日陰くらいの場所に植えるとよい。植え付け直後は乾燥しないよう、多めに水やりをします。
肥料は年に1回、花の後に与えるくらいで十分です。乾燥しすぎるときは水やりをします。丈夫なのであまり気にしなくても育ちます。
剪定は花の終わった直後に行います。花芽は夏ころに着くので、夏以降に
剪定
楽天 すると翌年の花が少なくなってしまいます。
入手方法
晩秋が早春に根巻き苗が出回りますので、これを購入します。
病害虫と病気
比較的病害虫が少なく、育てやすい木です。
花期
ヤマブキの花期は4~5月です。
増やし方
ヤマブキは挿し木、または株分けで簡単に増やすことができます。
最終更新日: 2019-04-02 10:18:32