火星の竜巻
上の画像は、kaseiに発生した竜巻のものです。
火星の北部での初夏頃、竜巻が頻繁に発生するのを、火星の探査衛星、マースリコネッサンスのカメラ、HiRISEが捕らえています。
竜巻は、南東方向(画面の右下方向)に向かって進んでいます。竜巻は埃を巻き上げており、直径は30mほどもあります。
薄い大気にもかかわらず、細かい塵は高度800mほどにまで舞い上がります。
上昇気流は東から西へ吹き、時折竜巻を発生させます。
これはこの地域において普通に見られます。地表がが太陽によって加熱されるとともに、暖たまった上昇気流が回転し始め、竜巻となります。
110キロメートル毎時以内風速は、HiRISEによって記録されます。
最終更新日: 2012-09-28 06:54:15