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竹収納庫の製作

小屋の軒下に棚を作って竹を収納できるようにしました。
竹は寒い時期に切って保管しておき、園芸資材や竹細工の材料に使います。
完成した竹収納棚

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軒下を有効利用して、少ない材料で作る

作ったのは、畑の中にある小屋楽天 の軒下です。最初は独立した収納庫を作ろうと考えたのですが、竹だけのために作るのはもったいないです。一応雨を防げれば十分なのです。
小屋の軒下をうまく使えば少ない材料でできることに気付いたのです。
構造は、グニャグニャ曲がる梯子のようなものにしました。押されたら歪むし、倒れてしまいます。これを下と横から支えておけば、力が加わったときに曲がって支持部材に力がスムーズに伝わるため、結局棚自体の強度は少なくて済みます。強度が少なくて済めば材料も少なくて済むというしくみ。

製作手順

まずはグニャグニャ梯子を3つ作りました。
手元にある手ごろな材料を使っています。
軒下収納棚材料 軒下収納棚 軒下収納棚

縦と横の接合は、コーススレッド1本だけ。曲がるようにするためです。載せるのは竹で、それほど重くはありませんから、1本でも大丈夫でしょう。
竹収納棚

コンクリートブロック6個(これも家にあったもの)を小屋の軒下に2個づつ重ねておきます。これが梯子の台になります。
最初は1段だったのですが、梯子を載せてみたら、足りなかったので、急遽もう一つ重ねました。
竹収納棚台

梯子をこの上に載せると、上端が軒下にあたってしまいます。のこぎりでカットして、軒下の骨木にかかるように調整します。
棚長さ調整 棚長さ調整

写真のような切り欠きを付けた板を、梯子を挟むようにして軒下に固定します。
棚固定板 棚固定板

これで梯子は倒れなくなりました。下はコンクリートブロックで支えています。
梯子はこれで動きませんが、ネジなどで固定されているわけではありません。
上端は上下方向は固定されていないので、上下力はすべて下の台に逃げます。
倒れたり、ひしゃげたりする力が加わっても、梯子自体は「暖簾に腕押し」。他へ力が逃げてゆくため、梯子自体は踏ん張ることがありません。
竹収納棚


完成した竹収納棚

棚ができたので、竹を入れました。
完成した竹収納棚

雨の時に風が吹けば濡れてしまいますが、ほとんどの水はかからずに済むでしょう。
農園の支柱に使っている竹は、地面に置いて保管するとすぐに腐ってしまうし、雑草が生えてきたときに借りにくくて困っていたのです。
これで菜園ライフもだいぶ楽しさが増します。
竹細工

竹を使って竹細工もしたいと思っているので、竹を状態よく保管できるましょが出来て嬉しいです。

最終更新日: 2020-01-16 07:32:56

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Author: Tomoyuki Ito

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