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シンプルなパネルラインワンピースの型紙と作りかた

普通にシンプルなパネルラインワンピースです。洋裁の練習、CAD機能の確認を兼ねて作りました。型紙と制作手順を書いておきます。
自分は男だし、妻はワンピースを着る年齢ではないので、1/3に縮小印刷して、スマートドール(Smart Doll)の「末永みらい」さん用を作りました。
細部が1/3だと布の必要量は約1/9になって布代が節約できるのは良いのですが、細かいところ、特に衿辺りは作りにくくなってしまいます。
そこで今回は襟なしの形で作ることにしました。

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完成したパネルラインワンピース

完成したパネルラインワンピースです。左に写っているのは、以前作ったローウエスト切り替えワンピースを着せた1/2トルソー。
1/2と1/3、ちょっとの違いのようですが、実際作ってみるとだいぶ違います。
ちなみに下の写真は前回作ったウエスト切り 替えワンピースです。
完成したウエスト切り替えワンピース


型紙のダウンロード

説明が長くなるので、ページを分けました。こちらからダウンロードされてください。
ファイルの書式はPDF、洋裁CADデータ、型紙楽天 リーダー用データの3種類です。 PDFは女性用9,11,15号とドール(末永みらい用)サイズを作りました。ドールは30%で印刷します。 洋裁CADを使うと自分好みにサイズやデザインを変更できます。
衿や袖などを別のタイプに差し替えることもできます。
型紙リーダー
を使うと、CADの使いかたを知らなくても型紙のサイズやデザインを変更することができます。
内部で洋裁CADのプログラムが働いているので、CAD同様に正確な線がかけます。
以下、この型紙を使うものとして作りかたを説明してゆきます。

必要な道具

ミシン、マチ針、リッパー、手縫い針、アイロンなど。
ミシン、アイロンは必須。その他、一般的に必要な裁縫道具があればOK。

必要な材料

布は薄めの化繊の布(張りのあるもの)が扱いやすくて良いと思います。初心者の人は、適度に張りのある、伸びない布を使うのがよいでしょう。
作例では日暮里の生地店で購入した1m100円の生地を使っています。
所要量は下の裁ち合わせ図の通り。
パネルラインワンピースの要尺

青い枠は幅1100o×2500oです。1/3ドールなので、実際には縮小して印刷しましたが、人ように作るとこのくらい必要になります。
その他接着芯、チャック、伸び止めテープ、布の色に合ったミシン糸が必要。

所用時間

実際に作るのにかかった時間は以下の通り。といっても、1/3サイズなのであまり参考になりませんが、1/1サイズだとこの数割多く時間がかかると思います。
合計:約6.5時間
布の裁断:60分
端ミシン:省略
左右身頃の接合:100分
前後身頃の接合:10分
衿ぐりの処理:40分
袖の作成取り付け:110分
チャックの取り付け:40分
脇縫い:20分
裾縫い:20分

制作手順

実際に作った手順を写真で紹介します。

型紙の作成

洋裁CADで型紙作成。下の画像は1/3ドール「末永みらい」さん用の型紙です。
用紙はA0サイズの設定。実際には30%のスケールでA3用紙にプリントアウトします。布に型紙を仮接着して型紙ごと切るので同じ形状で 左右対称の物も印刷します。
末永みらいの型紙配置図


型紙を布に接着

今回は切っていない型紙を布に貼りつけ、型紙ごと裁断、型紙ごとミシン作業をしてみることにしました。薄くて小さい布も型紙を貼りつけてハリを持たせれば作業しやすくなります。
スプレー糊スプレー糊を型紙裏側にスプレー。糊が飛び散るので、外で作業。

紙の上に載った糊紙の上に載った糊

つかった糊は、布や紙を仮止めする用途のものです。後で剥がすときも簡単にとれて、糊も布に残りません。

A3用紙3枚を布に貼りつけました。


布の裁断

ハサミで布ごとカットしました。
布に型紙を移してから切るよりかなり正確に切れました。

白い方が型紙、青は布。切ってから気づいたのですが、左右対称になっていませんでした。 片側、対称の紙を印刷して切りなおしました。

端ミシンと接着芯

今回は試作なので端ミシンは省略しました。普通に服を作るときは、端ミシンだけで2時間くらい使います。意外に時間がかかるのです。
端ミシンの前に 接着芯 楽天 を貼っておくのを忘れずに。
でないと、端に貼った接着芯が後からほつれてしまいます。貼った後、布と一緒に接着芯も端ミシンしておきます。
今回は接着芯の貼り付けも省略しました。接着芯がないと、その部分がヨレヨレになってしまいます。

パネルラインの接合

前身頃、後身頃、ともに身頃が分かれているので、まずこれを接合します。
凹形状になっている方の身頃の紙を剥がし、縫い代にハサミで切れ目を入れてミシン掛け。
切れ目 型紙 ミシン掛け ミシン掛け2

型紙の付いた方を下にしてミシンをかけます。紙があるので布が暴れず、きれいに縫えました。

型紙を剥がす

縫い終えたら、残った紙も剥がします。
型紙を剥がす

ミシン目は通常2.5o位ですが、これだと糸の部分が引っかかってうまく剥がせません。
そこで、1.6mmに狭めて縫ってみました。すると糸の部分の穴の間隔が狭まり上の写真のように簡単に剥がせるようになりました。
糸調子は紙を挟んでいた分緩くなってしまいます。これは仕方ないですかね。

前後身頃の接合

は前後の身頃を肩の部分で縫い、接合します。
これで衿が付けられます。
前後身頃の接合


衿ぐり

ドールは1/3サイズなので襟を作るのが小さくてたいへんなので衿は付けず、U字型の布を衿ぐりに付けて折り返すことにしました。
型紙付の布をミシンで付け、紙を剥がして折り返し、端を縫って完成。端は手縫いにしました。
衿裏布 裏側 衿ぐり完成


袖作り

袖はフォーマルなタイプの袖山が高く、細いタイプのものにしました。
洋裁CADに部品挿入機能を追加したので、袖はいくつかあるタイプの中から選ぶだけで製図できます。
袖

袖口は接着芯をくるむ形で折り曲げ、たたんで袖に付けました。
袖の布の方は型紙を付けたままミシン掛け。
カフス カフス取り付け

紙を剥がしてダーツを入れて完成。
袖ダーツ


袖の取り付け

袖の前後裏表を確認して身頃に付けます。ピンチで仮止めして手縫いで付けました。 袖山が低ければミシン掛け出来たのですが、今回のように高いとミシンは無理でした。

こんな感じになりました。


ファスナーの取り付け

背中にファスナーを付けます。衿からお尻あたりまであれば着ることができます。1/3ドールだとちょうど20pでOK。
赤いファスナーしか手元になかったので、止む負えずこれを使用。
左右の後身頃をミシンで閉じます。裾から縫って行き、ファスナーの部分で一旦止め、ファスナーの部分は糸調子を最弱にして衿まで縫います。。
アイロン掛けして、縫い代を折っておきます。
左右後身頃の接合

ミシンでファスナーを縫い付け、ファスナー部分のミシン糸をほどきます。これでファスナー取付完了。
ファスナー 糸解き 脇縫い前




−以下制作中−

最終更新日: 2017-10-15 11:08:19

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