Pro/Eの使いかた

除去



除去はPro/Eバージョン4で追加された新しいコマンドです。
指定した面を削除することが出来ます。
たとえば、角Rを除去したい場合は、R面を指定して除去コマンドを選択すれば角Rをなくすことが出来ます。

除去を使用する場面

このコマンドは、開発時には使わないようにします。
通常の開発設計では、角Rを除去したければ、角Rフィーチャーを削除するか、変更することで対応します。
開発設計で除去コマンドを多用すれば、複雑で冗長な3Dモデルが出来てしまい、後で修正が難しくなってしまいます。
除去コマンドは、変更履歴をはっきりさせたいときか、IGS形式などの外部ファイルを変更したいときだけ使います。

除去コマンド使用例

「樹脂製品で試作品を評価したところ、仮固定ツメの掛量が少なかったため、ツメの高さを上げる修正をしたい。
修正なので、修正した履歴を残しておきたい。」という場合。
Pro/E除去コマンド


角Rがあるので、オフセットコマンドが使えない。このため。まず除去を用いて角Rを削除する。
Pro/E除去コマンド
Pro/E除去コマンド


オフセットコマンドを用いてツメの高さを上げる
Pro/E除去コマンド


改めて角Rを追加する。
Pro/E除去コマンド


通常の変更であれば、ツメの形状の定義に戻り、高さの寸法を帰るだけで済みますが、この場合、変更履歴が残りません。
上の手順で修正すると、下の図の3つのフィーチャーが変更部分として履歴に残り、これを抑制することで簡単に変更前に戻ることも出来ます。
Pro/E除去コマンド


除去コマンドの使い方

まず、除去したい面を選びます。複数の面を選択するときは、コントロールキーを押しながらマウスで指定します。
Pro/E除去コマンド


編集/除去を選択します。

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Pro/E除去コマンド


問題なければチェックボタンをクリックして除去が完了します。
Pro/E除去コマンド

最終更新日: 2012-09-15 06:44:31

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