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【家庭菜園】必要な肥料の量と種類

品質の良い作物をたくさん作るには、適正な肥料を必要な時期に与えることが重要です。肥料について調べてみました。

生育に必要な要素

作物の体を作る元素は60種類くらいあるといわれています。このうち17種類が作物に必要な要素になります。
肥料の三要素
窒素(N)・隣酸(P)・ 加里(K)
肥料の五大要素
三要素に石灰・苦土を加えたものをいう。
微量要素
鉄・マンガン・ホウ素・ 銅・亜鉛・モリブデンなどごく微量の供給でよいものをいう。
少量で良いけれども、ないと生育に大きな影響が出ます。

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必要な肥料の量

施肥方法には播種や植付け時の前 に施用しておく「基肥(元肥)」と栽培の途中で施用する「追肥」があります。

施肥量と収量との関係

施肥量が増加すると収量が多くなりますが、次第に増加効果は少なくなります。
さらに多くの肥料を与えると過剰障害を起こし収量は逆に低下します。
野菜が良い生育をするためには、野菜の種類別により必要な量を施用します。

肥料のバランス

良品を多収するためには肥料以外にも土壌条件・気象条件(温度、光線、水)などの自然環境や作物の生理条件も影響します。
土壌中の要素含有量が少ない場合に欠乏症を誘発します。「ドベックの最小樽」は有名ですね。欠けたものが収量制限因子です。

必須元素間にみられる拮抗作用と 相乗作用

肥料には拮抗作用と相乗作用があり、ある要素が多いと土壌中に十分含まれていても、作物に吸収されくい要素があります。
カリウムとマグネシウム、リンと鉄などのように、一方が多すぎると適量あっても効きにくくなるという拮抗作用により結果的に不足することがあります。
また、リンとマグネシウムのようにお互い助け合って効果が良くなる相乗作用の関係になる要素もありま す。
同一の作物を連作したり、有機質資材を施用しないで多肥栽培したりすると不均衡が起きやすくなります。
肥料の相互作用


土壌酸度と肥料要素の溶解度

野菜の良く育つ土壌pH値は6.0-6.8の範囲のものが多いです。
土壌が酸性になると土壌中にあっても溶け出さないために欠乏になりやすい要素があります。
また逆に酸性が強くなると溶けやすくなる要素は、土が酸性になると過剰症を起こすことがあります。
野菜を栽培する畑は種蒔きまたは定植の20日までに有機物と石灰を施用して植付けの準備をしておき、播蒔きまたは定植の一週間前に肥料を施すようにします。

最終更新日: 2019-01-17 07:26:08

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Author: Tomoyuki Ito

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